人々の幸福・健康の実現を目指し、女性の視点から提言を続ける西岡恵子のホームページです。徳島県藍住町を主な活動拠点としています。

西岡恵子の「おもい」

1949年(昭和24年)生まれ。
出身は高知県大豊町、

 標高1,400m「梶ヶ森」を頂に、麓にはとうとうと流れる吉野川を配した、自然豊かな環境で生まれ育ったことを誇りに思います。戦後の物のない時代でも、豊かな自然からは多くの恵みとそして、周りの大人達からは存分の愛情を注いでもらったことに心から感謝しています。

 しかし、私たちが故郷を後にし足早に生きていた間に、多くのものを与えてくれた故郷は姿を変えてしまっていたのです。

 政策により人工林となった山々は、ありのままの生態系から離れてしまった以上、その維持には人の手と時間を必要とします。しかし、高度経済成長の時代、人びとは山間部から都市部へと生活の場を移しました。世話をする人間がいなくなった山々は荒れ果て、痛々しい姿になってしまったのです。
 止めることができなかった流れだったのかも知れませんが、それでも大きな恵みを与えてくれた山々にゆっくり・ゆっくり息をふきかえして欲しいと祈らずにはいられません。

 地球温暖化が進行している今、CO2削減効果のある森林が見直され始め、
山々の叫びがようやく私たちに届き始めました。
(山には神様が住んでいると昔祖母が言っていました)
 何とかなるかもしれない、私は希望を見出そうとしています。

人びとが山々の声に耳を傾けてくれたとしたら・・・
現在の経済・生活サイクルの中に山々の居場所を生み出すことができたら・・・

 自然の「ありよう」は私たちに多くの気づきを与えてくれます。
人間が始めたことは必ず人間が解決できることを信じ、
「知って、知らせて、行動し・広げること」

 これは環境問題に限ったことではありません。福祉や教育の問題も、そこに人間が関わり、自然の大きな「うねり」の中でなされる営みである限り、人間が解決できるはずと信じて私は活動を続けています。

※名田から眺める吉野川と朝日

ページの先頭へ↑